MOSAI、インドにおける日本理解の深化に向けACNをメディアパートナーに

MOSAIの取り組みや、何世紀にも及びながら広く知られていない日印のつながりを研究するKIJSフォーラムの成果を発信。報道、インタビュー、ビジュアル・ストーリーテリング、共同アウトリーチを通じ、日本語教育や文化交流の取り組みを幅広い層に紹介する

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ニューデリー: インド文部省奨学生協会(Mombusho Scholars Association of India、MOSAI)は、日印研究、日本語教育、文化交流を専門家の枠を越えて広く一般に届けるため、アジアン・コミュニティ・ニュース(ACN)ネットワークをメディアパートナーに迎えた。

MOSAIのアショク・ジャイン会長と、ACNネットワークのサンジーブ・K・アフジャ編集長兼CEOはこのほどニューデリーで覚書(MoU)に署名し、両組織による1年間の協力体制を構築した。

今回の提携では、MOSAIの認知度向上に加え、同協会の「絆・日印研究フォーラム」(Kizuna India-Japan Study Forum、KIJS Forum)が取り組む、何世紀にも及びながら十分に知られていない日印関係についての研究成果を広く発信する。

また、日本語教育、学術研究、文学、文化、そして日印関係全般に対する社会の関心と理解を深めることも目指している。

2027年に日印国交樹立75周年を迎えることから、この連携は一層重要な意味を持つ。MOSAIとACNは、この節目を記念する情報発信キャンペーンや共同プログラムを通じて、教育機関、研究者、企業をはじめとする日印関係の幅広い関係者との連携を図る。

MOSAIが持つ学術的知見と人的ネットワークを、ACNの報道力やマルチメディア発信力と組み合わせることで、インドにおける日本理解を深め、日印関係の次なる段階を支える、より確かな知的基盤を築くことを目指す。

合意に基づき、ACNネットワークはMOSAIおよびKIJSフォーラムの活動を継続的に報道するほか、インドと日本の研究者へのインタビューを実施し、学術資料や研究成果を一般の読者にも分かりやすい記事として発信する。

研究成果は、イラストを用いたストーリー、漫画、短編ドキュメンタリーなどのデジタル形式でも紹介し、学術界を越えて幅広い層に届ける。

ACNは、MOSAIが主催する日本語弁論大会、講演会、セミナー、その他の学術・文化事業も取材する。コンテストの優秀者や選ばれた寄稿者には、月刊誌『ACN Magazine』で作品や記事を発表する機会が提供される可能性もある。

ACNのオンライン版および印刷版には定期掲載枠を設け、KIJSフォーラムの取り組み、学術論文、インタビュー、日印交流に関する記事を紹介する。両組織はニュースレターやデジタルキャンペーンに加え、小規模研究プロジェクトや日本での調査・研修渡航など、選定された取り組みも支援する。

MOSAIがACNネットワークをメディアパートナーに迎えた理由について、ジャイン会長は、同協会の根本的な目的はインドと日本の間に橋を架けることだと説明した。

ただし、日印協力がアジア全域に広がる、より大きな関係ネットワークの一部となりつつある現在、その橋を単なる二国間関係として捉えることはできないと指摘した。

ジャイン会長によると、世界の経済・戦略活動の重心は徐々に大西洋から太平洋へ移りつつある。日印パートナーシップも、韓国、台湾、インドネシア、その他のASEAN諸国と一層密接に結びついているという。

同会長は、こうした大きな変化は現在、主として政界や政策立案者の間で理解されているにとどまり、企業、研究者、日本語学習者、若者、そして一般市民にも伝える必要があると強調した。

「ACNは、インド、日本、韓国、台湾、その他の東アジア諸国の一般市民、企業、研究者、コミュニティーを結ぶ情報ネットワークです。したがってMOSAIにとって、この大きなメッセージを幅広い層に届けるための理想的なパートナーです」とジャイン会長は述べた。

また、この提携ではニュース記事、インタビュー、ビジュアル・ストーリー、漫画などを通じて、アジア太平洋地域の重要性が一段と高まっていることを伝えていくと説明した。

MOSAIとACNは、読者や双方のデジタルコミュニティーから寄せられる意見を取り入れながら、忍耐強く、体系的かつ段階的に取り組みを改善していく方針だ。

「未来はアジアのものです。経済活動の中心がこの地域へ移りつつあることは、すでに明らかです」とジャイン会長は述べた。

さらに、「より大きな課題は、16世紀頃までアジアが世界で占めていた重要な地位を取り戻すことです」と語った。

同会長は今回の提携について、日印関係を孤立した二国間関係として扱うのではなく、より広範なアジアの文脈の中で捉え、社会の理解を深めることを目的とした長期的な取り組みだと説明した。

また、このメディア提携は、研究者、企業、その他の日印関係者が、現在の課題について議論し、解決策を検討するための共通プラットフォームづくりにも役立つとの考えを示した。

「ACNは、少なくとも企業関係者が他の分野や地域で何が起きているのかを知ることのできるプラットフォームです。そうでなければ、このような対話を行うための共通の場すら存在しません」と述べた。

ACNは、日本およびその他の東アジア諸国とインドとの関係を専門的に報道してきた経験を生かし、学術的な議論を一般の人々にも理解しやすい記事へと転換する。さらに、企業、教育機関、政策立案者、学生、コミュニティー団体にも届けていく。

このプラットフォームは、漫画、アニメ、映画、ポップカルチャーなどを通じて日本に関心を持ち始めた若い世代に、MOSAIが働きかける上でも役立つ。

ジャイン会長は若者のこうした関心を歓迎する一方、日本語、日本文学、日本社会、そして日本研究への継続的かつ本格的な関与へ発展させる必要があると指摘した。

「漫画やアニメは最初のきっかけになります。しかし、その関心を、日本、日本語、そして日本研究に対するより深い取り組みへとつなげなければなりません」と述べた。

MOSAIとACNの連携は、ポップカルチャーを通じて生まれた関心を、本格的な学習、学術研究、そして長期的な制度・基盤づくりへと結びつけることを目指している。

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